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dans un rêve

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今年観た映画は46本。映画のほとんどを家のパソコンで観るわたし。映画館で観た映画は今年は2本しかない。単純に、紅茶と甘いものを用意してベッドで横になりながら映画を観るのが好きなので、必然的にお家映画になってしまう。だけど、来年は公開予定を控えている映画で観たいものがたくさんある。来年は一人映画デビューもしたいし、もっと映画館で映画を観たいな。


そういえば、今年の10月に、『夜空と交差する森の映画祭2016 / FOREST MOVIE FESTIVAL』へ行った。山梨県白州・尾白の森名水公園べるがというキャンプ場で、夜な夜なみんなで映画を観るフェス。寝袋とレジャーシートとストールを持ってくるまって、ランタンでちょっと明かりを灯しながら、熱いスープとかピザとかを食べながら、有名な映画から自作の映画まで、色んな映画を観る。そんなフェスに行ったのは初めてだったからとても楽しかった。夜空の下で、大きいスクリーンで観たソラニンは、格別だったな。また違う映画フェスにも行ってみたいかも。


今年観た映画のなかでとっても良かったと思うものをピックアップ。と言っても、日本公開は2015年のものが多いけど。
ブルックリン - https://youtu.be/EeJcngPDMn8
正直これが今年いちばんだった。渡米するために乗った船の同室者の女性や、デパートの上司、意外と優しい寮生、そしてイタリア人の恋人など、出てくる人物それぞれが魅力的。この人たちと出会って変わっていく主人公がとっても素敵だった。生まれ育った故郷と今の自分が住む土地、どちらが良いのか、こういう選択を迫られたときに、自分はこの道が良いんだってはっきり決断できるのって良いな。最後のエイリシュの言葉がすごく響く。
Who Am I - https://youtu.be/encs61JxKco
邦題は、『ピエロがお前を嘲笑う』。結末を知っていても最後はにやり、としてしまった。二度も騙されるけどけっきょくは角砂糖、あのトリックの意味の深さに関心。ユージュアル・サスペクツ以来のにやり感。ストーリーも良かったけど、この劇中歌の選曲がとんでもなくかっこよくて、Royal Bloodの曲の使い方に関しては百点満点花丸。
リリーのすべて - https://youtu.be/RTfESNVoGdI
リリーもアリシアも、とっても強くて美しかった。トランスジェンダーを扱った映画をこれまでに何本か観たけど、「精神異常」とされた描写が出てくる映画を観たのはこれが初めて。リリーとアリシアの両方に葛藤や苦悩の焦点があたっていて、心をグッと掴まれた。
マイ・インターン - https://youtu.be/eMs-qYM_AeM
出会いってほんとうに素敵だなとか、真っ直ぐって良いなとか、前向きになれるような、そんな映画。プラダを着た悪魔の隣に並べたい。赤がよく似合うよね。少ししか出てないけど、ナット・ウルフはやっぱり目を惹く俳優さんだなあと。期待の新星ってこのこと。
君の名は。 - https://youtu.be/k4xGqY5IDBE
観終わったあとの余韻がすごく大きかった。何せ、オープニングからこの映画に引き込まれてそのまま引き連れられてエンドロールを迎えるテンポの良さ。魅入って魅入って、絶妙なタイミングで曲が流れてきて心拍数をちゃんと上げてくる、劇中の音楽をすべてRADWIMPSで統一することでこの映画の世界観が増していた。
ソラニン - https://youtu.be/4EMFvvv2hF4
やりたい事から逃げて、やりたくない事からも逃げて、自分は幸せだと思っていても、本当に自分はこれで良いのか?って不安に襲われる種田。種田は人よりも繊細すぎたのかな?その場所からいつまでも抜けられずに足掻いている姿を見ていて切なくなった。二年後くらいにもう一度観たら、また違う意味でグッときそうな予感がする映画だった。ムスタングソラニンアジカンがとても良い。


今年もたくさんの良い映画に出会えて感謝。来年は『ネオン・デーモン』、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』、『たかが世界の終わり』、『スノーデン』、が、公開を控えてる、楽しみ。そして公開中の『聖杯たちの騎士』を、早く観に行きたい。

 

 

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